晃は私を優しくベッドへ押し倒した。
ふわっとした軽いキスをまず、私にしてくれる。
「いいの?」晃は、ゆっくりと私を脱がしにかかった。
私は戸惑いながらの、丁寧な晃の指先をイライラして見つめていた。
漸く、ブラウスがはがされた。ブラのホックに晃は手を掛ける。
私の乳房が明るい日差しの中で露になる。
晃の生唾を飲む音が聞こえた。
「本当にいいの?」
晃は私の両方の乳房をそっと包み込んで、又、言った。
「もうッ」私のイライラは、ついに頂点に達した。
「いちいち確認しながら、ヤルのってやだよ」
私は唖然としている晃の前でサッサとブラをつけブラウスを着てしまった。
髪を軽く整え、カバンを手にする私。
「ジュン、ごめん、悪かったよ。俺さぁ、お前に嫌われたくないから、ついビクビクと…」
「ヤリたいの、ヤリたくないの、どっち?」
「何言ってんだよ、ヤリたいにきまっているじゃないか」
その時、私は私が、驚く程に変わったなと、強く感じた。
真央先輩、美里が私を体の中から変えてしまっていた。
私はカバンを置くと晃に近づいた。
「うぅ、う、ううううんん…」
晃のモノは私の口の中でしごかれている。
私は彼のア〇ルに指も突っ込んであげ、小刻みに動かしてあげた。
私のもうひとつの手は彼のタマを転がしてあげていた。
晃は今までに見せたことのない表情で、放心状態といった感じで体をケイレンさせている。
「ジュ、ジュン…お、俺、イッちゃう、イッちゃう……」
私の口の中は彼の液で満たされ、飲んでも飲んでも溢れ出す。
グチュグチュグチュと……。
晃の手が宙を舞い、ゆっくりと私の薔薇園をまさぐろうとした。
その手を制する私。
私は分かってきていた。
私は、男ではイケないことが……。
私は晃をのんで、真央先輩を思っていた――。
キスだけでもいいから、先輩としたいと恋焦がれていた。