「この絵…もしかして…」
真央先輩は、私の問いに何も答えず、
「あの椅子に座ってくれない?」と言って
1m程、離れているパイプ椅子を指差した。
私にモデルになれということ…言われるままに腰を掛ける私。
「上を脱いでね、分かっているでしょ、ヌードを描いているんだから」
”えっ”と思ったが、グズグズしていると、先輩が怒りそうなので、
私はブラウスのボタンを外し、ブラも潔く取ってしまった。
真央先輩は真剣な顔をして、筆を動かしている。
私がチラっと絵を見た時には、ほぼ完成に近く見えたのだけれども。
一時間位すると、先輩は立ち上がった。私の方へ近づいてくる。
「乳房がね…」「?」「微妙に乳首の色が上手くだせないのよ…」
真央先輩はそういうと、人差し指と親指で私の乳首を摘んだ。
驚きというより感じてしまう私。
私は声を出さないように気を付けた。
先輩の指は飽くことなく、私の乳首を撫で回している。
私は濡れてしまっていた…しかし、黙って前を向いていた。
「潤子…」突然、真央先輩が静かに話し掛ける。
「は、はい」
「私ね、吾朗と復活して、この間、寝たのよ」
「そうだったんですか…」私はショックが隠しきれず、後の言葉は尻つぼみになる。
と、いきなり、真央先輩は私の乳房を力いっぱい掴んだ。
「うぅ…」痛みに耐える、私。
「ダメだった…私、潤子の体じゃないと…ダメになってしまったみたい…」
私は、顔を上げ、まともに真央先輩と視線を合わせる。
はじめて真央先輩の恥ずかしそうな顔をみた。
キャンバスの下で、私たちは抱き合った。
真央先輩の花びらの中に私は熱い舌を奥までねじ込んだ。
私の花びらの中にも、勿論、先輩の生温かいあの舌が突き刺されている。
二人の両の手は、しっかり握られ指が組まれている。
愛液と汗まみれになって、私たちは何度もイった。何度も、何度も…。
私たちは、長く深いキスを交し合って、
又、明日ねと微笑み合った。
これでいいとか悪いとか、もう私にはそんな感覚はない。
帰り道、夕日が美しかった。 END☆