「怒ってる?…」
姉ちゃんは怖い顔はしていなかった。
「そりゃ怒るわよ。」「…」
「どうすんの?可哀相な姉ちゃんは、こともあろうに弟に犯されて、傷心の毎日を過ごすのよ」
なんかいじめて楽しんでる。
「ひどい話…。これからもあぶないから、どうするかなぁ…」
「追い出されるの?」ボクは正直焦った。姉ちゃんは、いじめ甲斐があった、とばかりに勝ち誇った顔…
「…ばーか…そんな顔するんならしなきゃいいのに…」
「なんでもするから許して」
「そう?」
しまった…
「じゃ、罰として…」罠にはまった…
姉ちゃんは今ボクをいじめるいろんな方法を考えてる。すっごい楽しそうな顔…
「今からピザが来るでしょ?」
「あ、あぁ」
「あんたネクタイ持ってたね」
姉ちゃんは勝手にボクの部屋からネクタイを2本持ってきた。
「両手首縛りなさい。」
え〜?姉ちゃんは本当にSなのかも知れない…そのくらい目が輝いている。こわ…
「あ、その前にピザ代用意してね」
「オレが払う?」
聞くだけ野暮…自発的に財布を姉ちゃんに渡した。
姉ちゃんはボクが両手首をしばっているのを満足そうに見てる。
ピザの宅配はそれからすぐにやって来た…