その涙を舐め取りながら、彼女を触っている部分の指を二本に増やして、下着の上からでもわかる突起の部分を執拗に攻める。
はさんだり、擦ったり、弾いたり撫で回したり。
「あ…んぁっ…んんっ」
首をすくめる千歳の耳に再び舌を這わせて、
「気持ちいい?」
と、低く尋ねると、千歳の身体はぶるぶる震えだした。
「はっ、んん、はずかし…ん」
いやいやと首を振る千歳を見つめながらブラウスのボタンをはずしていく。
すると、そこで、大きなチャイムの音が聞こえた。
授業終了だ。
今までうつろな瞳をしていた千歳の目に正気の色が戻る。
慌てたように俺の手をつかむ。
「拓也先輩っ、駄目ですよ、人が来ちゃいます」
ここは、トイレと生徒報の掲示板が近くて、生徒がよく行き来する場所のあった。
だから、千歳はブラウスのボタンはあいたままかきあわせて、扉の窓から外の様子を伺うように、俺に背を向けた。
俺も、軽く外を覗くと案の定、2、3人の女子が掲示板の前に立っている。