>なぜかその日は電車にほとんど人が乗っていなかった。そして…拓が電車に乗ってきた。私は胸がドキドキしていた。拓は私のすぐ近くに座った。私は勇気をふりしぼって言った。
『ぁの…ちょっとぃぃですか!?』
「な〜に? あっ座って話そうょ」
と拓は言ってくれた。『はぃ…………………ぁの…ゎたし拓先輩が………好きなんですっ!』
私は顔が熱くなっていくのがわかった。
「えっ!? … じつは俺も梓が好きなんだ☆」
私は最初何がおきているのかわからなかった。やっと何を言われているのかわかって私はなきそうになった。
>いつしか車両には私と拓しかいなかった。