「!!」
「俺と付き合ってくれ」
ぎゅっと力が入る吹雪。抱きしめられた状態で、「はい」と返事をする絢子。吹雪は絢子から体を離し、肩を掴んでキスをする。
「んっ…」
目をつぶる二人。ただ唇が触れ合うだけのキス。絢子の心臓が音をたてる。肩を掴んでいる手を、キスをしたまま絢子の頭と背中に回して、ピッタリとくっつく。
ドクンッ…ドクンッ…
密着している為、吹雪の体に振動が伝わる。
「心臓の音、でかいよ(笑)」
「笑わないでよ〜!」
いつものボケている時の絢子と違い、普通の女の子になっている。吹雪は、ほぼいつも通りだ。
「可愛いなぁ絢子」
ニッコリと笑みをこぼし、絢子の髪に指を絡めながら頭をなでる。
「吹雪…」
頬を赤らめながら、無意識に名前を呼んだ絢子。呼ばれた吹雪は、理性が飛び、そのまま絢子を押し倒した。
ドサッ
「ひゃっ…!」
ビックリしている絢子の上にまたがり、またキスをする。今度は濃厚なディープキス。
「んっ…ふ…んっ…ぁっ…はっ…」