ボクの方はこれで姉ちゃんがいなくなれば、別に大した問題はなかった。ただ、姉ちゃんが側にいると、いろいろアンテナに差し障りがある。いつもと違って、今はむきだしだもん…姉ちゃんが前かがみになれば、あの大きなバストの谷間…ちょっと脚を組み替えれば太股が…透けて見えるかわいいパンツ…おまけに、今風呂上がりで、姉ちゃんはとびきり美人に見える。
そんなのいつも何気なくやってる姉ちゃんだけど、ボクはいつもこっそり意識してるんだ。
「拓ぅ…あんたこういうの好きなの?」
「わっ勝手に見るな」ベッドの下に隠したDVDは、ボクのお気に入りのエロ作品…しかも10枚ぐらいある。過激な文句のタイトルがいっぱいあるんだ。あ〜…読むなよ…
「『隣りのおねえたま』…『巨乳…』変態ねぇ…」
「もう反省してます…許して下さい。」
「あは、汗かいてる。同居も考えないとねぇ…性犯罪者は再犯を繰り返すって言うからね…」
「それって…」
「キミのこと。」
あれ性犯罪か…?
「洗っただけなのにぃ」
「指入れた。」
姉ちゃんだって…でも口答えは禁物。
「とにかく、あんたと同じ屋根の下は、あぶないってことは確かね」