縛られて一時間以上。改めてすごい画だと思う。壁を背もたれにして、ベッドに座らされ、両手首はベッドの両脚に固定、しかもフリチンだ。「そろそろ…寝るね」
「ボクは?このまま?」
「だって、罰だもの」「ウソ〜」
「おやすみ」…ばたん!
あっけなく部屋を出て行く姉ちゃん…
ウソだろ?ちょっと
…………カチャッ
「反省した?」
ニコッとして姉ちゃんが入って来た。
「…んだよぅ」
ホッとした。
姉ちゃんはベッドの側に座ってボクを見上げながら縛ったネクタイをほどこうとした。
あ〜良かった…でも、ほどけるのかな…
姉ちゃんは動きの悪い指で、ほどくのにてこずっている。ボクの手首を一心に見つめて……長いまつ毛と、花びらみたいな唇…それから…ぁ〜谷間が…もう少し見ていたい…。
「拓ちゃん…もがいたんだね…これ、ほどけないよ…」
いいよ…ゆっくりで…「これ、無理だわ…?拓?」
姉ちゃんが胸元を押さえた。
「な・なに?」
「しらばっくれないの!エッチ」
そんなコト言ったって…
「さんざん見たでしょ?慣れたんじゃないの?」
「…」
「いつもと一緒だよ…ほら…」
姉ちゃんはネグリジェの裾を膝上までまくった。