「ねぇユー、俺の、挿れて良い?」
あたしが静かに頷くと、靖はゴムを付け、あたしがまだ濡れていることを確認するとゆっくりと挿れ始めた。
「はぁン…ンッッ…あッ」
靖のモノがあたしのすべてを刺激し、入っただけですぐにイキそうになってしまった。靖がゆっくりと、そして激しく腰を振り始めるとあたしの頭は朦朧とし、何度も絶頂を迎えそうになった。
「はッ…あッ…あッ…靖ッッ…イッちゃうよォ〜」
「はぁ…はぁ…俺も…イキそ…」
「はぁアア!!」
あたしが絶頂を迎えたと同時に靖も果てた。
「ユー…朝だよ〜」
あたしはイッたあと気絶していたらしく次の日の朝靖に起こされた。
「んッ…えッ?あッうん」
夜の出来事が恥ずかしくて笑ってしまった。
「何笑ってんだよ。俺辛かったんだぞ〜?好きな女との家族同然の生活」
苦笑いしながら靖はそう話してくれた。
それから間もなくあたし達はワンルームのあたしの部屋から、もう少し広い部屋へ引っ越し、本格的な同棲を始めた。
数年後、親に「結婚したい人がいる」と言って靖を紹介したとき喜ばれたのは言うまでもない。