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至福の初登頂した休日?

一色毬那  2006-06-27投稿
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初夏の潮風を頬に感じながら、夏海は15年も前の秘め事を思い出していた。
まだ高校1年の未熟な肢体に刻まれた甘い記憶、きっと忘れられない。
父の妹夫婦が所有する葉山の別荘を訪れた時のこと、ちょうどゴールデンウィークの頃だった。
叔母は友人との約束で鎌倉へ出かけてしまい、暇を持て余していた2人は、広いルーフバルコニーにデッキチェアを並べて、とりあえずトランプゲームを楽しむことにした。
ブランデーを飲みながら器用にカードを切る叔父の指先を見て、胸がときめくのは何故だろう。
防風林を渡って来る潮の香りが心地良く、夏海はいつしか寝入っていた。
夢心地の中で、体の芯が疼くような不思議な感覚に目を覚ましかけると、腰まで捲り上げられたワンピースの裾を越えて、誰かの頭がうっすらと見えた。
そして、すっかり覚醒した夏海は、それが何かに見入っている叔父であることに驚いた。
両脚を左右に落とす格好でパンティの紐が片方ほどかれ、ほとんど露出している花園を叔父は大事そうに撫でている。狡猾な指先が、不意に最も感じやすいところをなぞる。
夏海はなぜか抵抗しなかったばかりか、味わったことのない心地良さが次第に恥じらいを圧倒していくのを感じていた。

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