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最期のラブソング?

 2006-06-27投稿
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それから1ヶ月が過ぎた。私が空を意識し始めたのはいつだっただろうか…空を見る度に私の心臓は早く脈打ち、私の筋肉は緊張し動かなくなる。
この気持ちが”恋”だと気付かずに…

いつも空と会うこの木の下で今日も空と会い、いろんな事を2人で話した。

けれど、今日は何処か空の様子が少しおかしい…

桜:「…?斎藤…さん?」

空は少し黙ってから重たい口を開いた。私の目を綺麗な眼で見つめながら

空:「…神崎さん…僕があなたに好きだと言ったなら、あなたは僕の前からいなくなりますか…?」

空は真剣に私に言った。

空:「神崎さんが好きです!」」

…………!!!。

私はあまりに突然の出来事に声が出なかった。

空:「…ふぅ…すっきりしたぁ!!…神崎さん明日の花火大会僕と一緒に見に行きませんか?」

桜:「えっ?あ…花火大会??」

空:「花火大会行った事ないですか?」


あの頃の私は生きる意味など分からずに生きていたので、花火など、どうでもよい物だった。

桜:「い…行きます!明日の花火大会!一緒に!」

私は出ない声を振り絞って言った。


空と花火大会の約束をした後、私は家に着くとゆっくりとお風呂に入った。
明日は何着て行こう…髪型はどうしよう…など考えながら。

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