美瑛子は今日も、元町にある高級ランジェリーショップを訪れてみた。
憧れの琴美さんが経営する癒しのお店は、会員になると秘密の体験ができると評判になっていた。
ランジェリーの販売は表向きで、整体のライセンスや婦人科のキャリアなどを活かして、女性の様々な悩み事を解消することも売りにしている。
美瑛子の悩みといえば、今時両親が決める良縁に恵まれるまでバージンを守ることがしきたりで、若い欲求を持て余してしまうことである。
とりあえず、人目を引く豊かな胸が綺麗に収まるブラを探していると、「試着してみる?」と囁く琴美さんの息が首筋にかかった。「あ…はい」
大きなミラーとカウチソファが置かれた趣味のいい個室に通され、上半身だけ裸になる。
「いつ見ても綺麗な胸、素晴らしいわ」そう瞳を輝かせながら、琴美さんは後ろのホックを止めてくれた。そして、「ちょっと失礼」と言ってブラとバストの間に手を滑り込ませると、形を整えるようにして乳房をしっかりと包み込む。
よく手入れされた掌の感触が心地良く、美瑛子は不覚にも乳首を反応させてしまった。すぐにこうなるとわかっていたに違いない。