私はいつものように屋上に隠れていた。
「なぁにしてんのっ」
いきなり後ろから広斗が抱き着いてきた。
「あんたのせいでしょっ!!」
こいつのせいで私がどんだけ困ってることか!!
「ただいまぁ〜」
教室に戻った私を友達の愛美が待っていた。
「おかえり〜って、もぉ授業終わってんぢゃん」
「だってあいつら、しつこいんだもぉん(泣)」
「お疲れ様。さ、帰ろ。はぃカバン」
すると
「高木せんぱ〜い、ちょっといぃですか?」ニコッ
「・・・・・」
また広斗関係の子…
「よくないでぇす」ニコッ
とびきりの笑顔で返す。
「来てくださいっ(怒)」
どぉせ行かなきゃいけないんでしょ(泣)
あいつ……西村 広斗が我家に居候するようになってから、毎日のようにこんな女
が来るようになった。
「高木先輩、広斗と付き合ってるんですかぁ?」
「付き合ってなぃ!」
「ウソつかないで下さいよぉ〜。朝一緒に登校してるのに、そんな訳なぃぢゃな
ぃですかぁ〜」
「違うって言ってんでしょ!しつこいなぁっ!!」
バシャッ
「チョーシのんなよっ」
その子は私にジュースをぶっかけ、満足そうな顔をして帰っていった。
「ぅわぁ〜ハデにやられたねぇ。大丈夫?」
愛美が私のコトを心配してくれてたケド、私の頭の中はそれどころぢゃなかった
。そんなにあいつと一緒にいたいんなら、喜んで変わってやるょ!