綾子から私に、誠、以前私が勤めてたときに、取引先だった崎田常務って覚えてる?と聞かれ、あっ、勿論覚えてるよ。
今も取引してるから。紳士な方だし、部下からの信頼もあるよ。と言った。そうなのね。先日、ショッピングモールに行ったら偶然崎田常務と再会して、昔話に花が咲いたわ。
俺はそうなんだ。と言った。私が誠と結婚したのは知らないみたいで、貴方が会社を辞めたと聞いて正直ショックだったよ。年甲斐もなくね。また会えたら嬉しいね。と名刺を頂いたわ。
名刺をね。また会えるといいね。と俺は何気なく言った。
しかし、一ヶ月後にあんな急展開になるとは思ってもみなかった。
俺は綾子に、以前崎田常務に会ったと言っただろ?と。綾子は、うん、会ったし、名刺まだあるよ。どうかしたの?と綾子。俺は、うちの会社と別の会社が取引でトラブル起こして損害がでるかもしれないんだ。俺は直接絡んでないけど、会社にとって非常にまずい事になりそうで。その取引先の親会社が崎田常務の会社なんだ。どうしても今回の取引は成功させないと会社としてもまずいんだ。そこで綾子に頼みがあるんだ。
ズバリ言うぞ!
崎田常務と寝てくれないか!!
こんな事で綾子に迷惑かけたくないが、今回ばかりはどうしようもなくて。知り合いから聞いて、助けてくれませんか?と言ってもらえないだろうか!綾子だったら、崎田常務を喜ばせる事できると思うんだ。どうだい?
と俺は綾子に精一杯の助けを講じた。
綾子は、わかったわ。崎田常務を口説いてみるわ。頑張ってみるわ。
ひとまず、私も一応会社にはお世話になったし、知り合いも少なからず居るしね。私が崎田常務とセックスしてもいいのね?
と綾子が聞いてきた。俺は、今回の件は申し訳ない。
綾子の力を借りてでも取引を成功させないと。すまない。
と言った。綾子は、わかったわ。ひとまず、崎田常務に連絡してみるわ。貴方から聞いたとは言わず、風の噂でとか上手くごまかすから。と言ってくれた。
俺は、綾子ありがとう。ほんとありがとう。と言った。
まだ、取引が成功するかわからないけどひとまず頑張ってみる。と言って、次の日綾子は崎田常務に連絡してくれたみたいだ。
仕事から帰ると、綾子から、ひとまず私と会って話を聞いてくれるみたい。明後日の土曜日朝10時に駅前広場の公園で専務が迎えに。あと来るときの条件があって。
何か言われた?と聞いたら、
服装は、ミニスカートを履いてくることと、ブラウスは薄めでセクシーな下着を穿いてくることが条件なの。
やはり、常務といえども、男だ。綾子をどうにかしたいと見え見えだ。綾子どうする?断ってもいいぞ。と俺は綾子に聞いた。綾子は、大丈夫だから。と答えた。俺は、ほんとすまない。と言い、綾子は笑顔で答えてくれた。
そして、土曜日を迎えた。
朝から身支度に余念がない。それはそうだ。ミニスカートやセクシーな下着で来るように条件着いてるからだ。
膝上20センチくらいのミニスカートに、昨日購入した、イエローのブラと紐ショーツ、万が一に備えTバックをバックにしのばせるみたいだ。ブラウス越しにイエローのブラがくっきりと映えていた。
9時過ぎに、誠、行ってくるね。と綾子。
俺は頭を、下げるしかなかった。
10時前に駅前広場の公園に綾子は着いた。程なくして専務の運転する車が到着した。
さぁ、綾子さん、乗りなさい。と専務に言われ綾子は専務の車に乗った。