あの日から、一ヶ月近く経っていた。
オレは友達とつまらないセックスをしては、咲子さんを思い出していた。
外は雨。オレは、ファミレスで、気ダルそうに、お運びの仕事をしていた。
昼のピークは過ぎて、おばさま達が禁煙席をしめているくらいの時間帯だった。
オレは何か視線を感じて、窓際の喫煙席に目をやった。
驚く、オレ。…さ、咲子さんだった。
咲子さんは煙草をくわえながら、オレを見て目で笑っている。
オレはコーヒーの入ったデカンタを持つと、咲子さんに近づいて行った。
オレは黙って、咲子さんのカップにコーヒーを注ぐ。
「急に雨が降ってきたでしょ。飛び込んだら、あなたがいたじゃない…驚いたわ」
咲子さんの髪にまだ水滴が付いていた。咲子さんの体から、あのコロンの香りと外の匂いが漂ってきた。妙に懐かしさを覚えてしまう。
「いつから、ここで働いているの?」
「そんなこと、どうでもいい」
「あら、恐い…」咲子さんは、楽しそうに笑っている。
オレは周りに注意を払いながら、
「抱きたい」とだけ早口で言った。
「どこで?」もう、咲子さんは笑っていない。
「どこだっていい」
「分かったわ。トイレで…すぐいらっしゃい」
咲子さんはそう言うと、スクッと立ち上がり、化粧室に消えた。
ま、マジ、勤務中にトイレでかよ…
しかし、後には引けない…オレは隠れるようにして、咲子さんの後へ続いた。
咲子さんは男子トイレの便座に座っていた。
オレがドアを開けた時は、丁度、ショーツを片足脱いでいるところだった。
丸まった脱ぎかけのショーツに、興奮を覚える、オレ。
まず、強く抱きしめ、糸の引くキスを交し合った。
時間がない…オレは咲子さんの太股を開いた。
咲子さんのアソコを吸って、吸って、噛んで、舐めて…
咲子さんは声を出さないように、自分の人差し指を噛んで堪えていた。
「お尻をこっち…」と、囁くオレ。
咲子さんは素直にクルリと回り、桃のような尻を突き出した。