リンパの流れを良くするらしく、スカートの上から太腿の付け根を内側へと摩り始める。その時?えっ??という表情と共に、何かを確かめるようにスカートの中へ侵入してきた。
美緒はパンティをつけていなかったのだ。そして、瞳を潤ませながら?OK?の合図を送る。
いつもは鍵盤をたたく指先が遠慮なく花弁を割り、溢れてくる蜜をからめながら官能のスイッチを探り始めた。?お育ちが良さそうなのに…?美緒の鼓動が高鳴る。
美緒の腰がビクビク反応するポイントを捕らえると、ピアノフォルテからフォルテピアノへを繰り返し、熟した果実の高まりをヴィブラート奏法で導いていった。
?ああ、素敵〜!?何とか声を押し殺しながら、美緒は頂点に達してしまう。
その余韻を残したまま、青年は人差し指、次に中指を添えて狭いアプローチへと入れてきた。
「ちょっと待って」数日前に所長室のソファを濡らしてしまった光景がよぎり、美緒は慌ててパーパータオルを敷き詰めた。
青年は上向き加減の指使いで演奏を再開し、アダージオからアレグロへ緩やかで軽快に、それでいて力強く抜き差しする。
?素晴らしいわ、どうしよう…?異空間を浮遊するような果てしない悦楽に浸りながら、美緒は夢心地だった。
「うう、ん〜!」抑制でかすれた声が漏れるのを聴くと同時に、青年の掌は美緒の飛沫でびっしょり濡れていた。