所長の手元はよく見えないが、涼子の肩の動きで、スイッチのオン、オフがだいたい分かる。
「それじゃ、明日の午後ですね、わかりました。」
仕事中にこんな事をして、よく間違いが起こらないものだ。
客を見送る間、涼子はこころなしか腰を曲げている…恐らく、所長はオンのままにしているのだろう。
閉める合図を受けて、涼子は腰をくねらせながら、やっとのことでシャッターを下ろした。そして、そのままその場に座り込んだ。
「よく我慢したね。」
事務所は薄暗くなった。スイッチが切れて、涼子は気怠そうに立ち上がる。そこでまたスイッチオン…
「…あ!」
涼子は股間を押さえて立ち止まった。
所長は妻の隣りへ…
「所長……私…」
「ん?」
「…声が出そうでした…」
妻は所長に寄り掛かった。
「とめてくだ…さい…私…我慢できません…」
涼子は腰をくねらせた。
「もうすぐご主人が来るんじゃないか?どうする…このままご主人の前で、スイッチを入れっぱなしにしたら」「あは!そんなこと!お願いですぅ…あ!もうだめ!」
所長の胸の中で、妻はあっと言う間に果てた…全身が震えている…