美佳先輩の部屋は、間接照明と趣味の良いアロマが落ち着かせる空間になっている。
「シャワーを浴びたくない?お先にどうぞ」
梅雨の湿度といったら、少しでも気温が上がると汗ばんでしまう。奈菜は素直に、ローブまで用意されたバスルームへ案内してもらった。
爽やかな気分で部屋に戻ると、ところどころ刺繍が施されたシースルーのナイトウェアに着替えた美佳先輩が、豊満なバストをプルプル揺らしながら「ちょっと待っててね」と入れ違いにバスルームへ消える。
何だか見てはいけないような、透けて見えたミルクココア色のの乳輪が奈菜の目に焼きついてしまった。
「シャワー後の一杯」と言って、戻ってきた美佳先輩と程よく冷えたシャンパンロゼで乾杯する。
「疲れたでしょ?マッサージしてあげるから、こっちに来て」とベッドルームへ誘われた。
奈菜は妙にドキドキした。言われた通りにうつ伏せになると、美佳先輩はまず足裏からふくらはぎを摩り始める。シャンパンのほろ酔いも手伝って、いつしか奈菜はウトウトしてしまった。