――それからどのくらい寝てしまったんだろう。
ふと気がついて時計を見ると、午後7時。
『やばッ!!』
奈津美は勢いよく起き上がった。
しかし、陽介の部屋には誰もいない。
『陽介…?』
奈津美は心配になって、急いで服を着て、リビングに行った。
陽介はソファーに座って少年漫画を読んでいた。
「あっ、奈津美、起きたみたいやね。」
陽介がおいでおいでをした。
奈津美は申し訳なさそうに陽介の隣に座った。
『あたし…どのくらい寝てた…?汗』
「ん〜、3時間ぐらいじゃない?笑 ま、初めてだから疲れちゃったんだろ。どうですか?初体験を終えた感想は?」
陽介が奈津美にリポーターがマイクを向ける仕草をする。
『なんか恥ずかしいー///答えたくなぁい。』
でも答えちゃう。
『初めてだから何もわかんなかったけど、なんか気持ちよかった…。もっとしたいな///』
(あたし、なんてこと言ってんだろιι)
奈津美の顔はもちろん、それを聞いた陽介までもが顔が真っ赤になっていた。
2人は見つめ合って、笑った。
それから…、いくらやっても飽きないキスをした。
「なぁ…また抱きたい///」
『しかたないなぁ。チュッ☆』