未央奈が入場料を払おうとした時、
大「あっ僕が払いますよ。未央奈さん。」
未「えっ!?…でも…」
大「いいですよ。」
そう言うと大樹は未央奈の言葉を聞かずに入場料を払った。
未央奈は驚きながら思った。
(『未央奈さん』!?そう言えば…待ち合わせ場所でも『未央奈さん』って言ったような…)
未央奈はそのことを大樹には言わなかった。
天文館に入るとクーラーが効いていて凄く涼しい。
未「うわ〜涼しい〜。」
大「この天文館、僕が子供の頃に両親とよく来てたんです。…11年ぶりだな…」
未「…?」
大「あっすみません(汗)変な話しをしてしまって…行きまょう。」
大樹は何故か話をそらせ先に進んだ。
2人はプラネタリウムを見ていた。未央奈は
(最近空見てなかった…。星ってこんなにも綺麗だったんだ…来て良かった)
暗い中で未央奈はそっと大樹を見てみると大樹の瞳がいつになく輝いていた。ずっと大樹を見ていると輝いていた瞳から涙が…。未央奈はそっと大樹に話をかけた。
未「五十嵐さん?どうしたんですか?涙が出てますよ。」
大「えっ!?あっ…すみません、昔を思い出していたんです。」未「昔って…子供の頃の?」
大「なんか懐かしくて…///」
未「…………。」
2人は黙ってまた星を見上げた。