來紅君が男の子だと分かりあの日は挨拶だけと言うことで帰ったが…今日は水曜日。初授業の日である。
私『よし!!今日は気合い入れて行かなきゃ。』
私は自分の両頬をバシバシ叩くと來紅君宅へ向かった。
-ピーンポーン---シーン-
私『あら?誰も居ないのかしら?』
私は静まり返った家を見上げる。しかし…微かに声が聞こえる。
私『來紅…君?』
私はドアノブに手を伸ばす。扉を開けると玄関の床に來紅君が俯せに倒れていた。
私『!!?どうしたの!?』
私は頭の中が真っ白になってとにかく大声で呼び掛けた。來紅『先生…ごめん。今家に俺しか居ないんだ…。』
來紅君はそれだけ言うとパタッと気絶した。おでこに触れると異常な体温ですぐに風邪だと分かった。私はとにかく來紅君をベッドまで連れて行くと母親に連絡したが電話に出ない。
私『こんな時に何やってんのよ!!』
私は半ばキレかけながら來紅君の顔を見る。熱のせいでほてった顔が妙に色っぽい…。私はクラッと自分の中の何かが蠢いたのが分かった。
私『この間されたし…ちょっとくらい良いよね…。』
私は來紅君のツヤツヤした可愛らしい唇にチュっとキスをした。