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あの夏の日?

☆☆☆  2006-07-07投稿
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次の日の朝。
「奈菜ちゃん〜」
おばあちゃんが奈菜を呼ぶ。
『なにぃ〜?』
「淕くんが来てるよ」
『………』
『遊ばないって言っといて』
奈菜は淕がした事に凄く怒っている。布団にくるまって部屋から出ない奈菜。
ダンダンダン
階段を上がってくる音がする
バンッ
ドアが勢いよく開いた
そこには淕が立っていた。
『………』
奈菜は布団に潜り込んだ。
『帰ってよバカ』
布団の中から奈菜がそう言う
「そんな怒るなよ」
奈菜はパッと布団から出て淕を部屋から出そうとした。
「話聞いてくれよ」
『聞きたくない!!好きでもないのにあんな事して私の事からかって絶対許さない。』
ドンッと淕を押し部屋のドアをバタンッと閉め鍵をかけてまた布団の中に潜り込む。
「なぁ奈菜ー」
ドンドンドン
部屋を開けてくれよと言うようにドアを叩く淕。
『………』
奈菜は淕を無視して黙っている。「好きなんだよ」
ボソッと淕の声が聞こえた。
(え……!?淕があたしの事好き…?)
急いで布団から出てドアを開けた。
そこにはもう淕は居なかった。まだ近くに居ると思い奈菜はパジャマのまま家を飛び出した。
走って淕を探し回る。遠くの方に淕の後ろ姿を見つけた。
奈菜は必死に走って淕を追う。
やっとの事で淕に追い付いた。
『ハァハァ……淕…』
奈菜は息を切らしながら淕を呼ぶ。
淕が振り向き奈菜に気付く。
「…バカじゃねぇの、パジャマのままで」
『バ、バカって淕が!!!す…』
「なに?」
『淕が好きって…言うから急いで追いかけた…』
「ハハッッ」
『なに笑ってんのバカ!!!』
バシッと淕を叩く。
「クククッ」
笑い続ける淕にからかわれたと思い奈菜は顔を真っ赤にした。
『か、帰る!!!』
淕は奈菜の腕を掴み奈菜を引き寄せ抱き締めた。
『………』
「俺さ、奈菜めちゃくちゃ好き」『何言ってんの……』
「奈菜、俺の事嫌い?」
『好き…』

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