私はそれに応じることにした。
「所長との関係は、今後なし…だぞ…」
私の出した条件…妻も所長も同意した。しかし、私は、この約束が守られるとは思ってない…
「ご主人は…?」
「…?」
「まだ満足されてないんじゃ…」
私の股間を二人が一瞥した。
ほっといてくれ!と言いたいところだが、動かぬ証拠を見られた気がした。
私のやるせなさは妻が一番理解している。謝罪と哀れみと怯えが交錯する彼女の目…それでも深い愛情は感じる…私にくちづけした。
性欲とは不条理なものだ…あってはならないセックスに妻が溺れ、その妻を責めるべき夫は、彼女の痴態に興奮する…
私は猛烈に怒り、嫉妬しているのに、どうして下半身は違う動きをするのだろう…
禁じられた果実のタチが悪いのは、強烈に甘いと言うことだ。恐らく、妻はその悦楽から抜けられないだろう…そして私も…
妻は、私の愛を求めながらも…この後…また所長の性器を飲み込むだろう。約束した舌の根も乾かぬうちに…
私達夫婦と所長は、その後、入れ替わり、立ち替わり妻を一日犯した…妻は汗と精液と唾液にまみれて狂喜した。……………完