真昼のような光が差し込む図書室、下校を促すアナウンスが流れ、いそいそと生徒達が退室していく。夏海は本と棚の隙間から誰もいなくなるのを確かめて、うめくように声を漏らした。
背中から腕をまわしている教育実習生の指先が、パンティを膝まで下ろされた夏海の花弁を割って前後に動き始めていた。葉山で叔父に教えられたあの感覚が、再び夏海の下半身を支配していく。
邪魔なパンティを片脚から抜き去ると、本棚にすがりながらその脚を下の段まで持ち上げた。
夏海が好意を寄せる教育実習生は、荒く呼吸をしながら指の腹で核の辺りを熱心に撫でている。
あの時と同じ、次第に腫れていくような何とも言えない快感に、腰がとろけそうだ。好きな男に触られているという実感が、夏海をなおさら燃えさせた。
普段はメガネをかけ、生徒会書記を務めるいかにも真面目そうな夏海である。その意外な乱れように、教育実習を明日で終えようとしている藤木は、いつになく興奮を覚えた。
先週の土曜日、藤木の部屋を訪れ、なりゆきのままにバージンを託した夏海は、今また幸福感の中で登りつめようとしている。蜜を絡めながら、愛しい指先が小刻みに摩ってとどめを刺そうとする。
「ああ、はああ、先生…う〜ん」崩れ落ちそうな肢体を本棚でどうにか支えながら、夏海は艶かしく腰を震わせた。