(今回は花音ビジョンで書きます。)
「だ…大丈夫か!?どうした!?」
「ぅぇ…ヒック…」
中原陸君は空と付き合う前仲の良かった中学カラの男友達。優しくて空には劣るものの顔もいい。空と付き合い始めてカラ空の“お仕置き”が怖くて私が一方的に避けていた。
(正門前)
──「そっか…。栄居がねぇ…。」
私は耐えきれなくて中原君に空との全てを話した。
「好きだカラ…。別れたくないけど……。耐えられないよぉ…。ヒック…」
「そっかぁ…。だから立川このごろ俺のコト避けてたんだ。」
「…ごめんね……。わざわざ授業サボってまで話し聞いてもらって…。」
「いいよ。俺少しでも立川の役に立ちたいし。気にすんな!!!」
「ありがとう……。」「……………。俺さぁ…立川追ってこの高校入ったんだ。」
「え…………。」
中原君何言ってるの?「……立川が傷ついてんの知ったのにほっとけねぇよ──。」
「………中原君…?」グイッ───────
「っ!?ん!!!」
私は何が起こったのかのか一瞬わからなかった。でもすぐに理解した。中原君の唇が私の唇と重なってる。
「ん…………。」
バシ!!!「何…する………の…!?」
「…………ごめん。でも俺の方が絶対立川を幸せにできるカラ…。栄居と別れて俺と付き合ってほしい…。」
「/////中原く…。」
「何してんだよ。」
え────────
そこには空がいた。