合格できたのはすごく嬉しかったけど、先生ともうちょっと一緒にいたかったな・・・
テストが終わって一週間。
3年生の人達と授業を受けている間も先生の事ばかり考えて苦しかった。
あれから先生とは会ってない。
やっぱり先生はあたしの事、ただの生徒としか思ってないのかな・・・
あたしが諦めかけていた時、先生からメールがきた。
From:大野 数樹
Sub:(non title)
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おす??
なんかテスト合格した
みたいやね??
最近知ったし?
合格祝いしてあげよっ
か?
メールが来て、久しぶりに先生と一緒にいた記憶が甦って、泣きそうだった。
麻:「忘れられてたワケじゃなかったんだ...良かった。でも合格祝いねぇ...」
付き合って!!!...は無理だよね...ι
もう今度から一緒に過ごす事はないだろうし、せめて最後に2人だけの思い出作りたいな...。
そう思いながらカレンダーを見ると、もうすぐ夏祭り。
...先生、誘ったら来てくれるかな?
さっそく返信する。
To:大野 数樹
Sub:(non title)
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お祝いしてくれるの?
やったぁ??
じゃあ、今度の夏祭り
一緒に行こ-???
2人で?
送ってから、やっぱやめとけば良かったかな...って思ったけど答えはOKだった。
一週間くらいあったハズなのにあっという間に夏祭りの日になった。
ギャップを狙って浴衣に着替える。
いつもは結構長い髪を下ろしてるけど、今日はアップにしてうなじを出すカンジにした。
可愛い髪飾りも付けて。
約束は夜の7時から。
今日は親には友達と行く事になっていて夜の11時まで遊んでいいと許可をとっている。
早く夜にならないかな....ソワソワしながら夜を向かえた。
先生と花火を見て、ロマンチックな思い出を作ろうと思ってた....けど、あたしの予定は狂った...