その日、野宮由紀は夜の高校へ忘れ物を取りに行った。とは言っても勉強に関係のある物ではなく、Hな小説 なのだが…。最近、由紀はHに興味を示していてたまに学校でもH小説を見るようになった。その本を教室に忘れてきてしまったのだ。 「やっば〜、もしあの本を先生か誰かに見られたら…;」と思いつつも学校に到着した由紀。真っ直ぐに教室へとむかい、自分の机の中を探した。が、そこに本は無かった。 「どうしよう…、もう没収されちゃったのかなぁ…」 そう思った時だった。 ガラッ扉を開く音がした。 「!?、誰…」 「それはコッチの台詞だ。何をしてるんだ?こんな時間に…」 「か、川嶋せんせい…」 川嶋恭司。由紀の担任である。 「あ、あの…これは…」 「まさか、これを探してるとか?」 川嶋が見せたのは由紀が探していた本だった。 「アアッ!?そ、それは…」 「やっぱりな。お前の机の中から落ちてきたぞ。学校にこんな物を持ってきていいと思ってるのか?」 「…ハイ、すいません…;;」 川嶋は由紀に近づいた。由紀は説教をされると思ったが、川嶋は… 「仕方ないな…今回は見逃してやるよ」 「ほ、本当ですかぁ!」 「ただし、罰は受けてもらうぞ」 「あ、やっぱり…;」 由紀が落ち込んだ次の瞬間、川嶋が突然由紀にキスした。「!?」 川嶋は舌で由紀の口の中を舐め回した。 「ン…ンゥン、ンゥア、イヤッ…」 川嶋は口を離した。 「…何が嫌なんだ?」 「だ、だって…こんな…事…キス…なんて…キャッ!?」 川嶋は由紀の手を掴み、自分の所へ引き寄せた。 「…あの本を見るという事は、こういう事をしたいと思ったからじゃないのか?」「そんな…私はただ…アゥン…」 川嶋は由紀の胸を揉んだ。