入るなり,男はキスをしてきた。
「んんっ!!」
そしてだんだん激しく………イヤらしく舌を絡ませていく。
「……アァッ……」
甘い声を出すと,男は興奮したのか,いきなり押し倒してきた。そして,耳元で「制服ってそそられる…」と囁いた。
首筋を舐められ,ブラウスのボタンを器用に外していく。「綺麗だ……」そう呟いたかと思うと,胸を鷲掴まれ激しく揉まれた。『下手くそ……』そう思ったが,私はこの男を満足させなければいけない。私は,男がどうすれば喜ぶか知っていた。だから,いつもどおりに性欲の強いメスを演じた。
何時間たっただろうか……。男はぐったりしている。当たり前だ,あんなにヤレば………。
「お金は??」早く帰りたい私は,男に催促した。
「すごいね。ほんと気持ちよかったよ。約束のお金。またよろしくね☆」
お金をもらい,一人部屋を先に出た。
「あ!!!!藤沢さんだぁ♪」
後ろから声がした。私のことを呼び止める人なんていないはず。誰だろう????
振り返ると…………天宮空大がいた。『なんで話しかけてくるわけ??ってかやばい!!見られた。……まぁいいけど。みんな噂してるしね。』