日曜日…
毎週サキが突然来る事を期待している。
でもあんなやりとりの後、来るはずがない…メールもできないし、つまらない一日だ。
サキ用でない携帯が光っている。あれ?
『おはよう』
サキだ…!
オレは会社に忘れ物をした、と言って、携帯を片手に車で出掛けた。なぜかサキの住む街に車を走らせてる…
大型スーパーの駐車場に停めて、返信した。
『おはよう…サキ』
『?今どこ?家じゃないの?』
『うん、』
『じゃ今は大丈夫だね…』
『大丈夫…何とでも罵倒してくれ』
『もう〜ばか!いっぱい悩んだんだからね…』
『ごめんな…』
『どうかしてるよ』
『だよな…』
『よく考えた?まだ同じ気持ち?』
『…うん…やっぱダメだ』
『何でこうなったゃったんだろ…』
『…お前に会って余計に…ずっと前からかも…』
『何て言っていいかわからない…』
『あのさ…お前、オレにこんなこと言われて、気持ち悪い?むしずが走る?』
『そこまでは…複雑だけど、嬉しいのは確かだよ…』
『少しは…好き?』
『兄妹だから、嫌いじゃない…』
『異性としては…意識しない…か』
『…考えたことなかったから、混乱してる…』