「びっくりした、いきなり…」
「嫌、だった?」
「そうじゃないけど…」
顔を赤くして、俯く。そっと近づいて、寄り添ってみる。頭を撫でる。
Kが体を預けてきた。目を閉じている。微かに開いた唇がとてつもなく魅惑的に見えた。
そっと、顔を近づけてキスをした。Kは驚いたようだったけど、そのまま手を背中に回してきた。
湯船の中で抱えるようにKを抱きしめていると、本当にKが小さい、華奢なんだって思う。
肌も自分とはまるで違う。撫でるだけで、気持ちいい、気がする。
「当たってる…」
何時の間にか、僕のははちきれそうになっていて、Kのへその下辺りを圧迫していた。
さっき出したばかりなのに。なんとなく、気まずい。しかし、Kは更にとんでもない事を言ってきた。
「これが、その、入るんだよね」
…なにを、どう答えろというんだろう。恐慌をきたしかけた僕は、かろうじて答えた。
「多分…」
「そういうのって、汚いってずっと思ってたけど…」
言葉を切るK。次に言うであろう言葉が、なんとなくだけどわかった。
数秒の沈黙。
「……くんとだったら、いいかも」