『あのさ…遊びでいいから…メールだけ…この中だけでいいから…お前と恋人でいたい…』
『…そんなの…できるわけないじゃん…本当に本気になったら、どうするの?』
『オレ…迷惑かけないよ。がまんするから…』
『私の方がそうなったら?』
『なる?』
『わからない…例えば…の話…わけ分かんなくなって来た(笑)』
『ごめん…』
『アキラさん帰って来たらこんなことできないよ…』
『そりゃ…』
『それまで…って約束できる?』
『え?サキ…』
『誰にもわからないなら…メールの中だけ…』
『いいのか?』
『メールだけよ…ならいいです』
『ありがとう…サキ』『なんか変なの(笑)』『うん(笑)…大好きだよ…サキ』
『照れくさい…』
『また今度顔見せてくれよ』
『会いづらいなぁ(笑)』
『そうかもね…』
『困った兄貴だ…』
『オレにとっては、お前も困った妹だよ…』『どこがぁ?』
『…オレ…苦しかった…サキが恋しくて…』『…ばか…』
ハートマークが付いていた。
『私も本当はお兄ちゃんとのメール…すごく楽しみ…これって異常かなってちょっと悩んだ…』