「く、苦しいよ…お兄ちゃん」
俺は妹から手を放し、40?程は距離をおいた。
「何すんのよ、キスなんかして…」
「…ユキ」「ん?」「俺はおまえのことが…」
俺は妹とまともに目を合わせた。
妹は俺の思い詰めた瞳に耐え切れずに視線を逸らした。
俺は今一度、妹の肩を抱いた。妹の顎を静かに持ち上げ、
唇を重ねた。妹の唇が僅かに開いたところで、舌をねじ込んだ。
「うっ…」とろけそうな妹の舌の感触。絡めて、絡めて、唾液を啜った。
我慢できない、俺は今日、妹とひとつになるんだ。
妹の中に俺そのものを打ち込んで、ふたりで登りつめ、果てたい…。
俺は電気を消した。
「お兄ちゃん…だめだよ、お願い…」いつになく弱いトーンで妹は言った。
「大丈夫だよ。優しくするから…」
「いけないよ、だめだよ、こんな事しちゃ…」
「わかってるさ。だから今まで耐えてきたんだ…でも、もう駄目だ、許してくれよ、ユキ、おまえが好きなんだ、とっても…」
俺は妹のパジャマを脱がしはじめた。妹はさほど抵抗しない。
「こわいの?」
「少し…」全裸の妹は恥ずかしそうに、毛布で身体を隠した。
俺はその毛布にもぐり込む。
柔らかな乳房をまさぐると、妹は、「あっ…」と小さく言い、
身体をよじった。
俺は妹の身体のすみずみまで舌をはわす。