諦めて布団を首までかぶり、すねて見せるサキ…もう二人っきり…誰にも邪魔されない…この小さなベッドの中ではオレだけのサキ…髪を撫でながら、サキの顔を見つめた。きれいな女だ…どうしてお前が妹なんだ?もっと不細工だったらこんなに悩まなかったかも知れないのに…でも、そうじゃない…妹は兄にとって特別な女だ…妹に女なんか感じないと言う男は、大嘘つきかゲイだろう…
照れ笑いもできなくなったサキは恥ずかしさをかくすため、オレの胸に隠れた。
女の匂い…柔らかな肉…オレはサキの背中から尻まで撫で回した。くすぐったそうに身をよじって笑った。
そしてオレを見つめて口ぱくで…
[エッチ…]
可愛くてもうたまらなくなった。…キス…。誰にも負けないぐらい、念入りに舌をからめた。真っ白な歯の裏も、上から下まで舐めた。お前の全部を味わいたい…
[好きだよ…大好きだよ…サキ]
堰を切った…サキは力一杯抱き付いて来た…[お兄ちゃん…お兄ちゃん]
声にならない二人の叫び…オレはサキの長い脚に太股を侵入させて、より密着して抱き合った。セックスも気持ちいいが、肌の密着はまた違う快感がある。