「キスくらいはあるでしょ」桃子さんが聞いてくる。
「はい、幼稚園の時に、マセガキにされちゃいました…」
ほほほ…と楽しそうに笑う桃子さん。
「じゃあ…」と桃子さんは、俺の顔をのぞき込んだと思ったら、
チュッと軽く俺の唇にそれを重ねた。
桃のような香のコロンが俺の鼻孔を刺激する。
桃子さんのキスは風のように触れ、俺の唇から去ってしまった。
「幼稚園の頃のキスを思い出した?」
「お母さん…」俺は耐え切れずつぶやいた。
「いやよ、桃子って呼んでくれなきゃ」
「桃子さん…」
俺は彼女の肩を抱き寄せると、生まれてはじめてキスらしいキスを交わした。
とろける様な甘い唇。ぺろぺろ舐めるとぷにぷにしているので気持ちがいい。
桃子さんが、「あ〜ん」と言って俺の口に舌を滑り込ませてきた。
舌を絡めたり吸ったりしたら、頭がくらくらしてきた。
ここはどこで、相手が誰なのか、もうどうでも良くなってきてしまった俺。
桃子さんのブラウスの上から、俺はその豊満な乳房を掌に収めると
ゆっくりと揉み始めた。
キスを交わしながら、乳房を愛撫する俺。
はじめての体験である。
「いいわ、いいわよ…」
桃子さんは上手にリードしてくれる。