女は少し足を開いて、薬指を性器の割れ目に滑らした。ゆっくりと押すように上下させる。 クチュ…チュクチュク…。 イヤらしい愛液の音が静まり返った室内に響く。男は耐えきれなくなって目をそらした。(くそっ、女の体なんて嫌ほど見てきたのに。たかがオナニーくらいで我慢出来ないなんて俺らしくもない) 男は画面にうつる録画の表示に目をやった。(とっさに録画してしまったが、依頼はオナニーだけだ。キスした時と服を脱がした所は消しといた方がいいだろう。だいたい俺が映ってる所を見られるのも嫌だしな。) 別のことを考えて忍耐力が復活した男は女に視線を戻した。 『もっと足を開け。』目の前に美味しそうな獲物がいるのに、捕えることが出来ないイライラから、自然と命令口調になった。 女は一瞬ためらってからさらに大きく足を開き、割れ目の間からプックリと膨らんだクリトリスと愛液で濡れ濡れになったウァギナを男に見せつける形になった。 そしてクリトリスを人指し指の腹でグリグリと回すようにいじくった。 『アァ…。ン…。アッアッ』 女は目をつむって今度はその人指し指でウァギナの入り口をこすった。 ニチャニチャ……クチュクチュ。愛液がわずかに滴り冷たい床に少し垂れた。女はウァギナについた愛液を指に絡ませ、中に沈めこんだ。グチュグチュ…チュポチュポッ。最初から激しく出し入れし何度か繰り返すと悲鳴の様なあえぎを漏らして頂点に達した。 しばらくしてから男は録画を停止した。額は玉の汗でびっしょりで股間は痛いほど突っ張っている。男は自分の忍耐が限界に近付いていることに気付いていた。 そしてまだ息を荒げてヘナッている女に言った。 『君とヤル男は毎回苦労するだろうね。君が裸になっただけで発射オーライになるんじゃないか?まぁ、経験の少ない男ならまずそうなるだろうね。たった今、俺は忍耐力テストをされた気分だよ。』