川原優子と岡本裕貴が同じ高校のクラスメートになって、お互いにお互いを気にしていたのをきっかけに付き合い始めてから半年が経とうとしていた。 裕貴はサッカー部で試合となると大活躍するので、ファンの女の子も多く、彼女である優子はよく思われていなかった。今日はサッカー部の試合があり、優子は裕貴の応援に来ていた。試合は前半を1-1の同点で終わり、ハーフタイムに入っていた。優子は裕貴にスポーツドリンクを渡し、「お疲れ様、後半もがんばってね」と言って、持っていたタオルで裕貴の汗を拭いた。 しばらくすると後半開始の笛が鳴らされ、裕貴はグラウンドに向かおうとした。優子は「裕貴、がんばってね」と言って、裕貴のほっぺにキスをし、裕貴を見送った。 優子はトイレに行きたくなったのでトイレへと向かった。トイレに向かう途中、女子生徒に優子は囲まれた。その女子生徒達は裕貴のファンクラブに入っている女の子達だった。「あなた達何よ。」と言って優子はその女の子達を振り切ろうとした。しかし、優子は二人に押さえつけられ、ハンカチの様なもので鼻を覆われた。ハンカチに染み付いていた匂いを嗅いだ優子は、だんだん眠くなり、意識を失ったのだった。 気がつくと・・・