白川さなは、大企業といわれる会社でOLをしている。
会社ではそんなに目立たないけど、清楚でかわいらしいから男性社員からはひそかに人気があった。
ある日のこと、さなの部署に女子から大人気の平井海が異動してきた。さなは忘れていたが、実は平井とは同期だった。
「あれ、白川さん?久しぶり、元気だった?これからよろしくね!」
「・・・?もしかして、あの平井くん?」
「そーだよ、ひどいなぁ忘れるなんて!でも白川さんは同期会にも来ないし、他の部署のやつなんか忘れちゃうよなぁ」
さなは、爽やかな笑顔で屈託なく話しかけてくる平井に照れてしまい、顔を赤くしてうつむいた。
「そうだ、たまには同期同士飲みに行こうよ。今日はなにか予定ある?」
「ううん、特には・・・」
「じゃあ、決まりー♪とりあえず仕事終わったら、外で待ち合わせでいい?」
「・・・うん」