平井とさなは、美味しいフレンチやワインを満喫してお店をあとにした。
「あの、平井くん、本当にごちそうになっちゃっていいの?」
「いいって、いいって!マジ気にしないで。白川さんと2人きりで食事できただけでも嬉しいんだからさ。」
「えっ?」
「白川さんってさぁ、会社で結構人気あるんだよなぁ。前の部署まで噂がくるほどだよ。」
「そんなこと・・・平井くんこそ、すごい人気で気が引けちゃうくらい・・・」
「そぉ!?まっ、ともかく、せっかく2人きりなんだし、もう一軒ぐらい付き合ってもらおっかなー。俺いいバー知ってるんだ!ねっ?」
「う、うん。」
そう行って平井はタクシーを拾った。