着いたのは会社だった。
「ここ会社だよ・・・」
「いいから、行こう!」
さなの手を引っ張って、夜景がキレイに見える一面ガラス張りの会議室に連れていく。
テーブルの上には冷えたシャンパンとグラスが準備されていた。
「どおして?こんなところに・・・」
「白川のいる部署に異動になるって知って用意しておいたんだよ。この時を楽しみにしてたんだ・・・・・はい。乾杯。」
「・・・乾杯。」
・・・ゴクゴク
一口飲んだだけで、さなはなぜか、段々意識が遠のいていった・・・・