その夜からメールのやりとりは始まった。そして件の女の子中で俺が一番興味をもったのがミナだった。
ミナはおしゃべり、とんでもないおしゃべりで話し出すととまらない、だけど内面は超ナイーブで、おしゃべりな性格を鎧のように纏うような子。
ヘタレな俺はそんなミナに共感する。
ミナはたぶん俺に惚れてる。
恋愛ってのは大抵こんな感じで始まるものだと思う(笑)そして大抵は間抜けな勘違いなんだけど、今回は違った…。
ミナは俺を遊びに誘った、遠回しな言い方で。 ミナも自分に自信がないんだなってまた好感。
俺たちは最近できたばかりの大型のショッピングセンターに行った。
服装と髪型を何度も確認した俺。ミナの私服可愛かった。
買い物とか正直興味のかけらもなかったけど俺は一生懸命楽しませてあげられるよう頑張った、むちゃくちゃ頑張った。
帰り道ミナはやっぱりノリを装った口調で『シルヴァ君大好きじゃわぁ』
こういった。そのばで空気読んで告白すればよかったのに、俺はやっぱりヘタレで、帰ってメールで告白。
こうして俺たちは始まった、日にちは五月八日。
当時ミナは俺の脳内が実はピンク色一色だったなんて思いもしなかったろうな。