「クゥ フッ ハァハァ ンッ」
俺は、キスをしたまま、サキを壁側に移動させる。両腕でサキを壁に押さえ付けたまま、さらにサキの口の中に侵入を続ける。
「ンッ ンッンッ」
激しい接吻に息がつづかないのか、感じているのか、唇からサキの息が途切れ途切れに洩れる。サキの舌先をツンッ ツンッと舌で突くと、サキの体がビクッ ビクッと反応する。
腕をサキの肩ごしに回し右耳を手で包む。耳たぶを親指で撫でる。
「感じるの?」
俺は接吻をやめ、サキの右耳にささやく。サキは火照った顔をさらに赤らめ、反らし、うつむく。
俺は思わず微笑む。ガキの頃から一緒にいて、こんなにサキがかわいかったことがあったか?
サキは、右手で俺のTシャツの裾をギュッと握る。
「もぅ、ビチョビチョだよ?」
小さな声でサキが言う。俺のTシャツのことか、サキの下半身のことなのか。俺の肉棒はそれを聞いただけでビクンッビクンッと上下した。
サキは顔をあげ、瞬きの音が聞こえそうなくらい、ゆっくりと俺を見つめる。
ヤバい。
俺は、体にペッタリとはりついたTシャツとパンツを脱いだ。トランクスも脱ごうかと思ったがサキが驚かないように、もう少し後にしようと思った。
されからサキを覆うバスタオルをほどいた。