リビングの壁時計が音楽を奏でて夕方5時を知らせる。彼女は俺と兄貴の為に夕食の準備をしてくれる。彼女の手料理は旨いと思う。兄貴も料理を作るのが上手いけど、彼女が作ってくれる料理が一番旨いって思う。
「拓哉君、今日何食べたい?」
「何でもいいよぉ」
「困るんだけど、それが一番」
じゃあ、姉貴って言いたくなった。そんな事を言ったら、彼女に嫌われるので言うのを抑える…昼にオムライスを食べ方からぁ、何がいいかなぁって思う。考え中にキッチンに置いてある子機が鳴った。電話に出る。この声、兄貴だ。
「もし、兄貴?」
『拓哉か?』
「うん、どうしたん?」
『今日は遅くなる。会社で飲み会が急遽決まって、強制参加になったんだ。純子さん、部屋にいるか?居るなら、変わってくれ』
俺は受話器を持って彼女に向かって言った。
「姉貴、兄貴から電話」
彼女はエプロンをしたまま受話器を受け取って兄貴と話している…彼女の横顔、何だか寂しそうだ。兄貴の帰りが遅い事で、最近すれ違いが多いみたいだ。兄貴と話した後に彼女は受話器を戻す。
「兄貴、何て?」
「今日は遅くなるから、家に送ってあげれないって…泊まるか、帰るなら拓哉君に送ってもらえって言っていたの」
「如何するの?」
「泊まるわ。着替え位は部屋に少しあるし」
マジでぇ!!やったぁ!!俺は内心ガッツポーズをした。兄貴が居ないので二人きりで過ごせる。兄貴が帰ってくるのは夜中だから、それまで一緒に過ごす事が出来る。え…ちょっと待てよぉ…彼女の着替えって事は…兄貴の部屋に彼女のパンツとブラがあるって事だ♪
「あ、姉貴。パスタがいいなー、この前食べたのがいい♪」
「キャベツとベーコンのパスタね?」
「そそ、あれがいい」
「じゃあ、そうするね」
彼女は中断していた夕食の準備をし始めた。エプロンをした彼女の後姿に抱き付きたくなる…兄貴の女じゃなく、俺の彼女だったら間違いなくキッチンでこのままエッチしちゃうだろうなぁ。ムッチリした尻…今日の彼女はタイトスリムのGパン穿いているから脚の形と尻の形が判る…飲み会に感謝だ。兄貴を強制参加させた人にお礼を言いたいよ〜♪