これは私が高校二年生の時の話です。
ナツ『好きじゃなくなったの。--もう別れよう。』
私はメールで彼氏に言った。その時私は2歳年上のチャットで知り合った彼氏と遠距離恋愛をしていた。"好きじゃなくなったなんて嘘"最初から"好き"なんて感情はなかった。そのうち好きになれるだろう--そう思ってたから…。
フリーになった私はまたチャットにハマり、たくさんメル友を作った。思いの外告白されて驚いた。学校の友達はみんな--どうせ会えない相手じゃん。付き合ってないのと同じだよ--って私もそう思って全員断ったけど、みんな友達には変わりないからメールを続けていたけど、本気で好きになってくれた人は"辛いから"と言ってメールを止めてしまった。
ある日自分専用掲示板のようなとこを見ていると同じ県に住んでいる人からのカキコミがあり、少し話して気が合ったからメル友になった。
その人は{ヒコ}という名前で歳は一回り上の29歳。お兄さんともおじさんとも言い難い年齢で少し戸惑った。
メールを始めてから2週間くらい経った頃だろうか、、、
--ピロピロピロ--
ナツ『あ…メールだ』
ヒコからだった。--もうすぐバレンタインだからチョコちょうだいよ--って…今年は作る予定ないし、買うのも面倒…どうせ冗談だって思って普通に断った。