家の中に入って、聖君の部屋に案内された。見渡すと綺麗に掃除されている部屋とアンティークな家具が置いてあってホントに男の子の部屋かと思うくらい生活感のない部屋だった。
弥沙『ん〜。親にも連絡したし…もう寝ていい?』
--ドサッ
聖君の応答も聞かずベットに倒れ込む。
聖『あはは。そんなに眠いのか…。』
言葉が途切れ、急に身体に重みが掛かった。私は驚いて目を開けると目の前に聖君の顔があった。
弥沙『わゎっ、何してるのよぉ!?』
眠いどころじゃなくなって思いっ切り聖君の肩を押して顔を遠ざける。こういった抵抗も長くは続かずまたグイッっと近付いて微かに聖君の唇が私の唇に触れる。
弥沙『んっ…いや…』
さっきまで何されてもいいと思ってたけど…今さらになって怖くなってきた。
聖『弥沙…俺、好きになっちゃったみたい…』
綺麗に整った顔が真っ赤になった。私もつい赤くなってしまう。
弥沙『わ…私も、、一目惚れみたいな感じ…』
言い終わるか終らないかのうちに聖君が私の唇を塞いだ。