「なんだよ、いきなり」 「だってさ、あたし達って顔がおんなじで、この間まで体つきもおんなじで、ほとんど見分けがつかないくらいだったのにさ、いつのまにかこんなに違ってきちゃったんだなぁって、思ってさ」としんみりした口調で妹が言った。 その言葉にオレは顔を上げると、脱衣所の大きな姿見に、同じ顔をした、一方はごつごつした骨っぽい身体が、片方は少し背が低くて柔らかな丸みをおび、胸も大きく膨らんだ身体が、並んで映っていた。
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