正直に言えば真坂は許してくれる…??許してくれる程甘いの??
「あたしね-?今日浮気した」
「…え?」
「ごめんね。」
「…何の冗談?」
冗談なんかじゃないよ。
「まじで浮気したの。」
「…誰と」
「バイト先の子。年下」
「ほんとに?」
「…うん」
「セックス…したのか?」
セックスという言葉を口にするのに躊躇いがあったのか,まだ冗談だと疑っているのか,真坂は少し考え込んでから言った。
「…した。。襲われたとかそんなんじゃないの。して良いよ,てゆったから」
「…なんで?」
「その子はあたしの事好きで,1回だけしたら諦めてくれるってゆった…から」
「そっか」
そう言った瞬間,上半身裸の真坂は立ってあたしを持ち上げた。いわゆるお姫様抱っこってやつだけど,そんなに優しいものじゃない。
「…先生?」
ベッドに降ろされた。真坂はあたしに覆い被さるように手と膝をつく。
「俺が笑って許すと思ったか?」
ワンピース,下着と乱暴に脱がされる。ブラのホックも片手で器用に外された。
「ゃ…せんせぇ…」
「気持ち良かった?そいつに抱かれて」
「ぁッ…ぁ…」
真坂が胸の突起を舌で転してくる。
「俺よりそいつの方が良かったか?」
乱雑な愛撫が始まった。
「ちが…ッぅ…」
真坂以上に魅力的な男は居ない。そんなのわかりきったことだ。
「…俺はもう要らないんだよな?」
「ッ……ごめ…なさい」
涙が出て来た。
「……」
「ごめん…なさい」
涙は止まらないが,あたしの全身を這っていた真坂の手が止まった。
「波…」
初めて下の名前で呼ばれた。
「もう…浮気とかしないから…」
「わかったから。」
愛液を舐め取るように,優しく涙を舐めてくれる。
「ねえ…こそばゆいよ…」
「愛してる」
「……ん…」
甘い甘いキス。また愛撫が始まる。肩から胸,そして秘部へと移り,細い指があたしの中に入ってくる。
「波…」
「ぁ…ッ…はぁ…」
クチュクチュと卑猥な音を立てながら,2本の指が暴れる。快感の波が押し寄せてきた。
--つづく--