手短なラブホを見つけ、ありふれたベッドしかないような狭い部屋へ
オレと少女は入った。
「何、飲む?」冷蔵庫を開けながらオレは少女に聞いた。
「別に何もいりません」ベッドに腰を掛けて少女は言う。
オレは缶ビールを取り出すと、立ったままいっきにあおった。
オレは26歳、引越し屋のバイトでいささか疲れているのだ。
気がつくとオレのすぐそばに少女が来ていた。
「ください、少し喉が渇いちゃって」「でも、これは…」
オレが止めるのも聞かず少女はビールをグビッと飲んだ。
と、思ったら物凄い形相で吐き出した。
「ビールじゃないですかッ!」
「そうだよ、見りゃあ分かるだろが…」
少女は口元を拭いながら黙ってベッドの方へいった。
オレは少女の吐き出したビールをウエスで軽く始末する。
オレがシャワーを浴びていると後から少女が入ってきた。
勿論、裸である。
痩せてはいるが、でかい形のよい胸をしている。
「よせ、入ってくんなよ。そんな事しなくていいから」
オレは少女をどうこうする程、悪人じゃないつもりだ。
オレの言う事を聞かず、少女はオレの背後から
抱きついてくる。冷房で冷えたのか、少女の身体は冷たい。
少女の乳房がオレの腰あたりに吸付く。
少女の茂みの感触がオレの太股あたりを、さわさわと刺激する。
オレは勢いよくシャワーを全開して、少女を突き放しバスルームを出た。
理性が勝った、偉いオレ。