部屋は怖い程に静かで,喘ぎ声が妙に響く。外で子供が騒いでいる声が微かに聞こえる。
「ぁん…ふ…ぁッ…!」
「…痛いか」
「へい…き…ぁッ…はぁ…」
声にならない喘ぎが荒い息となって出る。
「…入れたい」
真坂が指を抜いて言った。
「はぁッ…はぁ…ぇ…?」
びっくりした。普段はあたしが求めるまで自分からはアピールしない真坂が, 入れたい ??
「な…良い?」
「…うん」
あたしが答えると,真坂は青いジーンズと下着を脱いで自身を露にした。既に大きくなり,一定のリズムで脈打っている。
「ねぇ…今日は中に出して…?」
「わかった」
今日は安全日だから。
「ッ…はぁ…」
「ぁッ…ん…おっきい…」
あたしのソコは,ゆっくりと真坂のモノを飲み込んでいった。
「ッ…動くよ」
「ぅ…んッ…」
真坂が腰を動かす。ズッズッ..とモノを抜き差しし,あたしの奥の方が突かれる。思考が侵される。熱い。
「はぁッ…ぁん…はぁ…」
「…ッ」
「ッぁ…もぅ…むり…」
「ん…ッ」
更に激しく突き上げ,真坂はあたしを絶頂に導いてくれる。
「ぁッ…ぁん…ぁぁッはぁッ!!」
同時に果てた。真坂の精子があたしの中にドクドクと注がれる。
「……愛してる」
2回浅いキスをした。
{朝起きると真坂は消えていた。それだけじゃない,ソファーもテレビも全部無い。部屋には裸のあたしとベッドだけ。一人ぼっちのあたしは泣いている。}
というような,寂しく虚しい夢を見た。いつの間にか寝ていたらしい。
「せんせぇ…??」
「どうした…?怖い夢でも見たか??」
現実のあたしは真坂の暖かい腕の中に居た。
「うん…ねぇ,好き」
真坂はニコ,と笑っておはようのキスをしてくれた。
もう悲観するのはやめよう。あなたが側に居てくれれば生きていけるから。
幸せだよ。
--おしまい--
★あとがき
最後まで読んで下さった方,本当にありがとうございました。まだまだ未熟な文章ですが,感想など頂けると嬉しいです(^_^;)
赤