首筋を少し舐めてみると、レイのカラダはびくんっと跳ね、「あァっ」と切羽詰まったような切ないような声を出す。
かわいい…。
「いい声」と耳元で囁くと、何故かレイはまたびくんっカラダを反らせる。
…?
「もしかして……俺の声で感じてるん?」もう一度同じように耳元で囁くと、更にビクっとカラダを強ばらせる。
「…」
「…」
「…好きなの。真幸の声。でも今までこんなの無かったのに……ズルいよ…」
そういうと、明後日の方向に目をそらすレイ。やっぱり可愛い。
首筋に吸い付くと更にカラダの動きは激しく、声は高くなっていく。
「レイは敏感やね」というと、真っ赤になって枕をぎゅっとだっこする。その姿もイジらしい。
…しっかし…あかん…ホンっマあかんで…。
外の余裕っぽい表情とは裏腹に、内心、どうしたらいいか分からない。
初めての女のカラダ。勝手に触れても良いのか。
嫌われへんねやろか?…ホンマはイヤなんやろか…?
その証拠にキスの後からあまりレイと視線が合わない気がする。
…だぁっもぉっ!!ここでウジウジしとってもしゃーないやん!!
…でも…こっから先はどーしたらいいんやろか…?イキナリ服脱がすのもなぁ…でも。
チラリと、しかししっかり見ると、白く薄いTシャツに二つのピンクの突起が透けて見えた。