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ネコ 2

アベ  2006-08-14投稿
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親父とおふくろは、最初から女の子が欲しかったらしい。
結婚して1年目、長男悟を出産。翌年、次男の俺が生まれて、8年目三男の雄司が生まれた。もう望めないと思った12年目、待望の長女 優が生まれた。
年が離れた末っ子、唯一の女兄弟とくれば、家族の甘やかし様は、ひどいものだった。
しかも、優は格別にかわいかった。想像を絶するほど、家族に愛された。
俺はと言えば、大学進学と同時に家を出た。就職で地元に帰ったものの、家には年には戻らなかった。今も年に2〜3日しか顔を出さない。優といたのは、優が小学3年生の時まで。それからは断片的な関わりしかない。
優は、不思議な子だった。小学生の時点で、何か、それらしい「色気」があった。利発的な顔立ちをしながらも無邪気で、人の心をとらえる。が、本人は何にも執着しなかった。
俺、以外には。
自分に興味をもたない俺がめずらしかったのか、家族でありながら距離のある俺が気になるのか、俺の周囲をうろつく。
この春、優は南校に進学した。理由が、俺のアパートに近いから。
鈍感なおふくろは、
「なつかれたものね」
と笑っていたが、冗談じゃない。

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